今回はどちらも小説です。
1冊目は片山恭一の「生きることの発明」
この著者名、聞いたことありますか?
そうです、「世界の中心で愛をさけぶ」の著者です。
実は片山先生は私の学生時代の塾の先生です。
卒業した後も道ばたでばったり会っても私の名前を
覚えていてくださるとっての優しい国語の先生でした。
「世界の中心で愛をさけぶ」を10年以上も前、
香川県高松市の三越の本屋さんで見つけたときは本当に嬉しかった。
本屋さんで片山先生の本を見つけたら迷わず買う大ファンです。
作家目線での家族の介護を書いているので、心情を表す言葉も表現が豊かだし、
細かな描写にはっとさせられます。
福岡の病院のことが書かれているので、「あの病院だな」と
考えながら読む楽しさもありました。
2冊目の「ディア・ペイシャント」は医師が書いた小説です。
1冊目もおもしろく、2冊目がでるのを楽しみにしていました。
こんな世界があるのかな、と考えながら読む世界もまたおもしろいです。
医療や介護の作品は、興味深いです。
東野圭吾の「人魚の眠る家」は、死生観についていろいろと
考えさせられる作品でした。(本が手元になかったです