家族が胃ろうを決断するとき

お住まい相談員の日々

今年に入って叔父が誤嚥性肺炎で5回入院しました。

byouki_oldman[1]

施設に入居しており、年に一度の帰省を楽しみにしているのに7月に再度入院し、8月の帰省は叶いませんでした。

あまりに繰り返すことに私は心配になり、母に言いました。

「おじちゃんもきつかろうけん、胃ろうにしたら?きついやろう?」

「おじちゃんの楽しみは食べることやけん、胃ろうは本人もいやみたいでうんて言わんとよ」

叔父はお酒が好きですし、好き嫌いなくなんでも食べます。

私も簡単な気持ちで言ったわけではありません。少しでも楽になってほしいからです。

叔父の楽しみを奪いたくないという兄弟の気持ち、何回もきつい思いをして可哀想だと思う私、意見が分かれます。

 

8月に入っても、なかなか退院できません。

どうやらまた繰り返したようです。

心配している矢先、母から話がありました。

「おじちゃんね、胃ろうにしようかと話し合いようとよ。

この前、看護師さんが食べさせてくれようの見たけど、本当にゆっくり丁寧に食べさせてくれて飲み込んだ後に聴診器をあてて確認までしてくれるのにそれでも肺炎になるけんもう仕方ないと思って」

「うん、そうやね。胃ろうは外せるけんよくなったら外したらいいやん。またご飯食べられるようになるよ」

食事介助

施設入居の手続きを進める際に施設から看取りについて家族に問われます。

まだ先のことで想像できないことですし、「辛い思いをさせたくない」とのことで延命措置はしないというご家族も多くいらっしゃいます。

ただ、実際にはその瞬間にならなければ分からないと思っています。

私は叔父にどんなことをしても生きてほしいと思っています。

これが正しいことだとは思いませんが、私の想いです。

 

多くのご家族とお会いして、いろいろなケースがあります。

ご家族の気持ちに寄り添って、ご案内したいと思っております。

ホスピスか、有料老人ホームに入れるか家族が迷う時

お住まい相談員の日々, 施設の選び方, 相談実例, 高齢者の症状・健康

最近福岡市の急性期病院の相談で、緩和やホスピスの方が多く、ホスピスに申し込むことはまだ決心がつかない患者さんを施設提案するケースが増えています。

抗癌剤での治療を繰り返し受けながら、退院と入院を繰り返す場合、治療中は入院をしていますが、いったん終わると次の治療まで1週間から2週間の間、自宅に帰るかリハビリ病院に転院して、入退院を繰り返すことが多いようです。

この場合、ご本人が高齢でさらに体の負担や環境の変化がいつも繰り返されるため、いつも落ち着かず、心身ともにご本人もご家族も限界に来ていますとおっしゃることが多いのも事実です。

先日もがん治療を数か月にわたって受けてきた方のご相談をご家族とソーシャルワーカーさんとともに聞かせていただきました。

この方の場合、ご本人は80代男性で半年間ほど入院治療とリハビリ転院を繰り返してこられており、体力の低下と筋力の低下がみられ、認知症状も進んできている状況でした。syokuyoku_nai_ojiisan

ご本人は、いつも落ち着かずに家族に連絡を取ろうと病院内をうろうろとされている様子でしたが、原因は「転院をしないといけないのではないか、まだこの病院にいてもよいのか」などの心配をしているため、「家族に電話をしなければいけない。」と思い、電話を探しに行こうとしていたのです。

ご本人が認知症とは言え、話しているうちに不安感がわかり、ご家族の大変さも理解できた気がしました。

その後、「医師からは緩和ケアができるホスピスに移るほうが、つらい抗ガン治療をして体力や気力をこれ以上落とすよりいいのではないかと進められて数か月経過している」とご家族から聞きました。

ご家族も「心身ともに限界が来ているが、ホスピスに行くことは治療をあきらめることであり、見殺しにする決断を迫られているような不安が付きまとっていて、未だにホスピスの申し込みができないでいる。」とのことでした。

そこで、「ホスピスより先に有料老人ホームを見学しませんか?」と病院の相談員の方に言われて、「ウチシルベのお住まい相談員の方に相談してみませんか?」との言葉に、少し希望が湧き、「すぐにでもお会いしたい。」と、今後の治療も継続できるし安定した生活と介護を受けられるのではないかとすぐにお会いすることになりました。job_syakai_fukushishi_woman

まず、お体の状態やご予算、自宅や病院からの距離を総合判断して、いくつかの福岡市早良区にある住宅型有料老人ホームやサービス付有料老人ホームを提案しました。その中でパンフレットを見ながら、施設の特徴やどのようなサービスが受けられるか、入居されている方の事例など、ご参考になる話しを交えて見学施設を決め、日時を施設に予約し見学となりました。

施設を見学してご家族は、日頃の対応や介護サービス、訪問医の受診内容やディサービスなど、細かく質問をしながら安心されたご様子でした。

その後お部屋をどこにするかなど今後の手続きも含め説明を受け、退院後の方針を決めることとなりました。

「今後、病状が回復しないまま重篤になった場合は、施設生活をしながらホスピス見学をして、ホスピスに入る予定にします。」と話をされ、もしもの時の覚悟が決まったように見受けられました。

できる限りの手を尽くして、それでも最後はどこで迎えるかの選択肢は、その家族ごとにそれぞれですが、手を尽くすための方法は有料老人ホームで生活しながら考えることができると言う一つの例ではないでしょうか。

ホスピスを薦められた時の精神的ショックの大きさはきっと計り知れないかもしれません。kitoku_gorinju

しかし現実を受け止める時間や手を尽くす時間、少しでも長く快適な普通の生活をおくることは、誰もが望むことではないでしょうか。

ホスピスにするか有料老人ホームにするか、どちらにするかは、まずは有料老人ホームを見学して確認してじっくり考えてみませんか?

きっと張りつめている今の心がほぐれるのではないでしょうか。

 

 

経口補水液を作ってみた!!

お住まい相談員の日々

先日、ケアマネさんの事務所を訪問した時にウチシルベの人気介護コラムの記事を持っていきました。

☆高齢者は特に要注意! 熱中症対策に経口補水液

http://www.osumai-soudan.jp/column/column246.html

利用者さんに渡していただいて、少しでも熱中症の人が減れば・・という思いでした。

そこで、ケアマネさんが一言、

「結構、砂糖をいれますね」

「・・・。」

ギクリ。

確かに、砂糖40グラムって多い気がする・・。

ということで、実際に作ってみました♪

まずはお湯を沸かして・・・。

その間に砂糖と塩を計って・・。

ん・・?

IMG_0523

砂糖40グラムだけど、このスプーン8杯分も入れたっけ?

分からなくなって、多分20グラムしかいれてないと思って、20グラム足して作りました。

すると・・・。

甘い!

最初からちゃんと計れていたようです。

気を取り直して翌日再度チャレンジ!

今回はちゃんと意識して作りました。

冷まして飲んでみると・・。

「おいしい!」

IMG_0521

ちょっと甘みが強いものの、スポーツドリンクも少し甘いですよね。

こんなものかなということでOKとしました。

今回は白砂糖で作りましたが、はちみつでもいいのかなと思いました。

次の休みははちみつで作って、熱中症対策をしようと思います!

 

高齢者施設の種類について・・その3

施設の選び方

今回は、福岡の住宅型有料老人ホームやサービス付き有料老人ホーム・生活支援ハウスなどの施設についてお届けします。

住宅型有料老人ホーム・サービス付有料老人ホームについてはどちらも認可を受けて、両方の名前がついているところもあり、住宅型有料老人ホームは福岡市内の場合の平均的居室の広さは14㎡が多く、サービス付き高齢者向け住宅の場合18㎡以上となります。

また、地方自治体により異なりますがサービス付き高齢者向け住宅は、室内にミニキッチン完備か共同で使用可能なキッチンスペースが確保されます。

ほかに、どちらともいえない形で生活支援ハウスと独自のネーミングで、60歳以下の方や介護認定が比較的軽い方なども利用できるなどの施設もあります。

福岡においての住宅型有料老人ホームは、全国的に見ても価格が安めで介護サービスについても充実しています。

例えば、要介護3から5までの在宅では難しく手厚い介護が必要な方のために、看護も医療もリハビリも充実した施設があります。

24時間随時対応型・定期巡回訪問介護・看護を取り入れた、医療保険と介護保険を利用して、認知症やリハビリなど専門のクリニックと24時間対応の調剤薬局と連携して看護師やヘルパーが24時間いつでも利用できる本格的な施設があります。

この住宅型有料老人ホームの場合、平均的に要介護4の方の場合、施設料から食事・ヘルパー利用・看護師利用・リハビリ・薬代など介護保険の1割負担もすべて含めて、14万円前後で収まる低価格の利用が可能です。

また、ほかにも月額9万円で入居金なしなど低価格帯の施設も多く、介護に手厚く看取りまで行う施設がおおいのもこの住宅型有料老人ホームです。

ほとんどの住宅型有料老人ホームには、デイサービスも併設されており入浴介助を個別でヘルパー利用するより、デイサービスで入浴を行い、介護保険点数をうまく組み合わせてお得に使うことができます。s_スライド1(2)

在宅時に、デイサービスがお迎えに来ると「今日は行かない。」と、言われる方でも施設に併設されたデイサービスなら、気軽に参加されるようになるなどメリットも多いのも確かです。

デイサービスがあることで、日中は看護師が常駐することで、訪問医との連携も取りやすくなり、日頃の健康管理や病状把握など施設職員の連携が取れるようになります。s_曽根3

次にサービス付き高齢者向け住宅ですが、福岡の場合パンフレットに記載の月額利用料は食事代や水道光熱費などが含まれていないところが多く、プラスするとやや住宅型より高めになるところが多いようです。

平均的に食事代を月額にプラスして水道光熱費などを加えると15万円ぐらいになるかと思います。このほか介護保険の一割負担分と医療費や薬代など合計で16万円から18万円くらいがほぼ平均かと思われます。

しかしながら住宅型とは違い、デイサービスや訪問医など広く選択でき、食事などかなりおいしく別メニューを選択することができるなど、自由度も高い施設が多いのも事実です。

建物についてもやや豪華で、鉄筋コンクリートの構造物が多くシティーホテルのような感じが多くみられます。

お部屋も比較的広めに設定されており、お元気な方が多く自立から要支援・要介護と幅広く入所できるところが多いかと思います。

また、入居時は敷金方式が多く、入りやすく移りやすいため、がん治療中で入退院を短期間に繰り返す場合や、まだ介護認定が間に合わない場合にも対応可能な施設が多いのもサービス付き高齢者向け住宅かと思います。

それぞれの方に応じた目的別で、施設選びをする必要があり、何のために高齢者施設に入居するか、どのような介護や看護が必要なのか、をもう一度考え直してやみくもに施設を見るだけでパンフレットを集めて、訳が分からなくなるようなことだけはやめていただければ、入居者本人とご家族の満足いく快適な施設により近づくことかと思います。

そのため、お住まい相談員の施設選びは、今どの地域に何のために入居するのか、いつ頃まで住み、どうなったら別の施設に移り住むのかをいつも考えて、家族や本人の気持ちになり替わり、多くの施設の中から最新の情報を検討して、安全で安心な施設提案をさせて頂いております。

気軽にご相談いただけるお住まい相談員でありたいと願いながら、少しでもお役に立てるよう日々活動しております。

 

胃腸風邪って??

高齢者の症状・健康

胃腸風邪という言葉を聞いたことはありますか??

胃腸がウイルスや菌に感染している状態です。胃腸風邪は自分での治療が難しいものもあり、他の人にうつしてしまう危険性もあります。

胃腸風邪とは、胃の中にウイルスや細菌が入り込むことで発症する胃の病気です。近年、流行った胃腸風邪でいうと「ノロウイルス」が有名です。

「胃腸風邪」というのは通名であり、正式には「感染性胃腸炎」といいます。

風邪のように人にうつるところから、胃腸風邪と呼ばれています。

胃腸風邪は、ウイルスが胃に入ることで発症する「ウイルス性胃腸炎」と細菌が胃に入ることで発症する「細菌性胃腸炎」の二種類に分かれます。

それぞれのウイルスや細菌によって、潜伏期間や症状が変わってきます。

胃腸風邪の症状としては、腹痛、嘔吐、下痢、発熱です。

嘔吐・下痢になると脱水の心配もありますので水分補給にも十分に注意してください。

sick_netsu[2]

感染経路として考えられることが2点あります。

まず1つ目は、病原菌が付着した食べ物を摂取することです。腐った食べ物や、汚いところに置かれた食品に付着することが多く、夏場や湿気の多い場所などは注意しましょう。

2つ目は、他の人からうつされる場合です。感染力の強いものが多く、咳や嘔吐した後などから空気中に菌やウイルスが漂うことが主な原因です。自分が感染した場合は他の人にうつさないように気をつける必要があります。

他の人うつしてしまう可能性もありますので、早めに病院にいって治療をすることをお勧めします。

特定疾病について

制度・法律について

特定疾病とは、第2号被保険者である40歳以上65歳未満の人も下記の病気であると、

介護保険の認定を受けることができます。

○特定疾病

・がん【がん末期】

・関節リウマチ

・筋萎縮性側索硬化症

・後縦靱帯骨化症

・骨折を伴う骨粗鬆症

・初老期における認知症

・進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病※

【パーキンソン病関連疾患】

・脊髄小脳変性症

・脊柱管狭窄症

・早老症

・多系統萎縮症※

・糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症

・脳血管疾患

・閉塞性動脈硬化症

・慢性閉塞性肺疾患

・両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症

心臓発作・心筋梗塞のイラスト

特定疾病だと施設の入居も検討の余地があると思います。

ご希望に沿えるよう施設探しを致しますので、

どうぞご相談下さい。