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老人ホームから入居を断られる場合

曽根 るみ

曽根 るみ

自身も高齢の母親の介護をしながら、福岡本部にてお住まい相談員業務を高齢者家族の思いに寄り添い専門性の高い施設提案を行う。 全国の自治体・社協の講演・病院やケアマネ向けの勉強会等講師としても活躍中。


福岡市中央区に一人暮らしの女性で、要介護2の86才の方が、認知症によるわがままや気持ちの落ち込みが激しく

家族とも折り合いが悪いため同居はできずに、毎日デイサービスを利用していましたが

一人暮らしでは水分補給もあまりできていないため、福岡市南区の住宅型有料老人ホームに体験入居をすることになりました。

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体験入居中にご家族といっしょにデイサービスに参加中の本人に会いに行きました。

心配していましたが、満面の笑みで体操をしていて、お孫さんは別人かと思ったね。と、言われるくらいなじんでいたのです。

体験入居を1週間延長してもらいそのまま契約入居の手続きに入ることになりました。

ところが、契約当日に朝からデイサービスに行かないと頑なに拒否をし、

「私は島流しにあった。」「マンションを売り払うと息子が言っている。」「裏切られた。」「もう死んでしまいたい。」と

激しく施設の職員に訴える状態になり、施設からは本人が納得していない状態で拒否感が強い場合は施設受け入れはできませんと告げられました。

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体験入居中もデイサービスがないと娘に電話を数十回してきたり落ち着かない様子で

娘さんが落ち着かせるために、「平日はデイサービスに行ってそこに住んでいて

土日は、息子のところに泊まるのよ。」と、何度も説明しても理解できない様子でした。

体験入居中の施設を出されても自宅で一人暮らしが出来る状態ではなく、別の施設に入るとしても2件目の異動は

本人にとってより心の負担が大きいため、認知症専門医が対応する老人ホームに移ることが良いと思われました。

急きょ認知症・精神科・内科の病院が運営する住宅型有料老人ホームに相談して、事情を話し

本人の身体状況や医療情報など手配。ご家族の見学・体験入居の手配と万全の準備をすることになりました。

このような認知症による体験中の受け入れ拒否はあまりないケースですが、どこの施設でも入りたいと申し込みをすれば

必ず入れるわけではありません。

施設の介護や看護体制であったり、本人の体や病気・心や行動などの問題で、入居を断られるケースがあるのです。

老人ホームは、見学から入居まで様々な手続きがありますので、1カ月程度の時間の余裕をもって、準備することも大切でしょう。

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