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退院後に老人ホームに入るかどうか迷う時の基準

曽根 るみ

曽根 るみ

自身も高齢の母親の介護をしながら、福岡本部にてお住まい相談員業務を高齢者家族の思いに寄り添い専門性の高い施設提案を行う。 全国の自治体・社協の講演・病院やケアマネ向けの勉強会等講師としても活躍中。


腰椎圧迫骨折で入院をして、要介護1の介護認定が出た80代女性一人暮らしの方のご相談が病院のソーシャルワーカーさんからありました。

ご家族もお仕事で忙しい為、入院前はご家族が週に一度まとめて買い物をして、ご本人が自炊する生活でしたが退院後に同じ生活はできないため、老人ホームを提案してほしいとのご相談でした。

ご本人・ご家族にお会いしてみましたが、以前の生活への復帰が可能なのではないかと期待が大きく、なかなか老人ホームの生活を考えるのに時間がかかりました。

退院も間近になりようやく施設を見学され、グループホームを見学しましたが、手狭感が強く、急きょ住宅型有料老人ホームで病院併設がされたところも見学してお申し込みをされました。

ご家族はそれでもまだ施設入居をするべきかどうかに迷いがあり、今までの生活を希望する親の願いをかなえたい気持ちが消えないため、迷っておられる様子でした。

初めての介護認定を受けたばかりという事もあって、介護制度も分からず、今後もどうすればよいのか考える時間もないほど仕事も忙しい状態でした。

ただし認知症は明らかで、判断力の低下は強く認知症の点数も回復が見られないほど低く、ご家族には“骨粗しょう症があり、今後も一人暮らしでは骨折のリスクが高く、認知症状は夏に向けて水分補給が確保しにくいため、脱水や高ナトリウム結晶などで、悪化する確率が高まります。”と退院後はしばらく老人ホームで様子を見ることをアドバイスしました。

一番体調が悪い時を想定して対応できるようにすると、今後少しでも長く快適に楽しく暮らせるのではないかと思います。

一人暮らしで骨折や脱水を起こすと今後は回復までの時間が長くなり、筋力の低下で今出来る事ももう前ほどに回復はできなくなり、ベッドに横になる生活が長くなってしますのではないかと思います。

一人暮らしで様子を見るより、老人ホームで3か月程度様子を見て本人に生活スタイルが合うかどうかを見て行く方がはるかに安全かと思います。

皆さん退院が待ち遠しく、家にやっと帰れると喜んでいるはずですが、現実は一人暮らしのお年寄りの生活は本当に大変な状態になります。

老人ホームに入って、ディサービスやリハビリなどで回復して、安全が確保できれば時々自宅に帰ることもできるのですから、自宅復帰の練習と思って行き来することをお勧めします。

私も自宅には86歳の母親がいますが、昨年末から年明けまで圧迫骨折での入院をしました。まったく自宅でも動こうとせず、今では認知症状がでてきており、本人もそのストレスから鬱症状を引き出してきている様子です。

退院は良いきっかけと思い、まず人や社会の力を借りて一人では抱えず相談することと、いろんなケースの話を聞いて、安全策を選択することが本人や家族の今後のライフスタイルの維持につながるのではないでしょうか。

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