高齢者施設の種類について・・その2

施設の選び方, 認知症, 高齢者住宅とは

今回は、介護付き有料老人ホーム・グループホームについて今日はお話しいたします。

福岡市内における介護付有料老人ホームとグループホームにおいては、地域密着の特定施設として位置づけられます。tatemono_kaigo_shisetsu

これは、ほかの有料老人ホームである、住宅型有料老人ホームやサービス付き有料老人ホーム・生活支援ハウスなどの施設とは違う大きな点は、在宅で利用するデイサービスやデイケア・外部のヘルパーなどの利用ができない点や、介護保険の利用は、入所している施設の中で使うことになります。

また、介護付有料老人ホームやグループホームでは、介護保険利用限度額を限度額に近い料金まで利用することがほとんどです。

そのほかに生活保護自給者の方の受け入れをしないところがほとんどで、病院受診する際にはご家族が対応するように求められることが多いのも実情です。

では、介護付有料老人ホームとは介護がついていて、ほかの施設は介護がついていないのですか?と、聞かれることが多いのですが、そのようなことはありません。

ほとんどの施設の場合、介護保険を受け、要支援や要介護度が決定している方はケアマネージャーが、必要な介護内容に応じて介護プランを立ててくれ、ヘルパーさんの利用やその  ほか必要な介護用具・デイサービスなどが利用できます。

逆に介護付有料老人ホームやグループホームの場合は、訪問リハビリやデイサービスが利用できなくなることがあります。

リハビリを本格的にしたい方やいろいろなデイサービスを体験してみたい方には残念ですが向かないところでしょう。

しかし、介護付有料老人ホームは施設ごとに1日に流れなど計画されており、レクレーションや脳トレ、簡単なリハビリや体操など行っているところが多いのです。

同じ介護付でも、このようなカリキュラムは違うため見学の際に確認して、聞いておくことが大切です。

また、入居金についても福岡市内の介護付有料老人ホームは200万円台から300万円台というところが多く、このお金を60か月で償却するという感じで決められているところが多いでしょう。今年の4月から一時金方式について指導が入り、表示方法や料金改定の見直しが多く行われています。

必ず退去をする場合の返金や損耗料の支払いについて聞いておきましょう。roujin_syokuji

次にグループホームについてですが、介護認定を受けていて医師による病名が認知症とついている方が入所対象となる施設です。

9人のグループで、通常2グループ単位の施設が多く、認知症の方が共同生活をしてアットホームな生活スタイルをして、のんびりと施設職員と食事を作り洗濯をしたりたたんだり、個人ごとにできることを今までの家での生活に近い環境で過ごすことができます。

ただし、治療食が必要な方には対応はできないため、栄養士による食事管理があるわけではなく、栄養バランスなどはややコントロールが難しいといわれています。

また、グループごとに食事を作るため、食事の材料費のみを実費で支払います。

福岡市内の介護付有料老人ホーム・グループホームは、以前は満室で空き待ちをすることが多かったのですが、最近はすぐに入居できる場合もあります。

次回は、住宅型有料老人ホームやサービス付き有料老人ホーム・生活支援ハウスなどの施設についてをお届けします。

 

特定疾病での施設入居

相談実例

「特定疾病の40代の方ですが、入居できる施設はありますか?」

回復期病棟のあるソーシャルワーカーさんから電話を受けました。

高齢者向け住宅は介護保険の認定を受けていれば入居できるわけではありません。

桑野2

40代女性要介護5、若年性脳梗塞により高次脳障害となりました。要介護5から回復は見込めないとのこと。

ご主人もいるし、在宅の可能性もあるが次回の家族面談までにどこか施設がないか探してほしいとのことでした。

40代とまだお若い。

ご自身の身の回りのことができないとはいえ、80代90代の入居者が多い施設でいいのだろうか?

(60代や70代の方にご紹介するときも悩みます)

介護度が低い方が多い施設は比較的若い方も入居されていらっしゃいますが、そのような施設で要介護5の方を受入れができるだろうか?

そういった観点もいろいろと悩みました。

また下記のような問題もあります。

https://www.osumai-soudan.jp/soudanin/fukuokahonbu/about/151.html

施設に1件1件確認しても、特定疾病は知っていても実際に入居されている方や相談はほとんどないようで施設から即答は得られません。

それでも確認作業を続けてご希望のエリアで2件見つかりました。

「ここでしたらデイサービスの利用は自由ですし、外装も内装もオシャレなのでご本人様も早く馴染んでいただけるのではないでしょうか?」

そういってソーシャルワーカーさんにご提案しました。

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この方は結局、在宅を選択されました。

自宅で要介護5の方の介護をするのは想像より大変なことです。

「自宅で介護をする」「施設に入居する」どちらがいいということは比べることではありません。

「その方にとってベストを選択してほしい」、いつもそう思っています。

 

老健から施設探しのご相談

お住まい相談員の日々, 相談実例

「うちの老健をでないといけない方がいるので施設を探してほしい」

老健の相談員の方から相談がありました。

在宅復帰かと思いましたが、2週間後には要介護2から要支援2になるとのことで依頼がありました。

そうです、老健は要介護の方しか入所できませんので、2週間後に要支援2になるということは2週間後には退所しなければなりません。

そして今回は福岡ではなく、長女のいる東京で探してほしいということでした。

東京駅東京タワー

老健から施設探しのご相談というのも、何件も事例があります。

今回のように「要介護から要支援になるから探してほしい」

「今、うちの老健はいっぱいだから待機者の方にパンフレットを渡したらパンフレットがなくなったからパンフレットの追加をもってきて」

「在宅復帰を目指している人がいるから施設を探して」

こういったご相談や問い合わせを受けます。

電話している女性

施設探しへと話を戻しますと、福岡でのキーパーソンは次女さんになります。

私は東京のお住まい相談員に相談して連携して進めていくことにしました。

長女さんには東京のお住まい相談員から施設提案をしてもらい、長女さんに同行して施設を見学しました。

私は次女さんにパンフレットで提案をして、長女さんと話しあっていただきました。

次女さんがいいなと感じたところと長女さんが実際に見学してよかったところが一致したのでその施設に決めることができました。

退所まで時間がありませんでしたが、ご家族様の協力によりスムーズに入居まで進みました。

東京に行くまで1週間ほど次女さんの家に滞在するとのことで、時間にも少し余裕ができて無事に入居していただくことができました。

おばあさんと女性

今回は退所まで時間がないケースでしたが、入院中の方が退院するときにこのような時間がないケースがあります。

早急に施設入居できるように出来る限り協力させていただきますので、ご相談下さい。

特養待機者からのご相談

施設の選び方

「現在入居しているところは、費用が高いのでどこかいいところはありませんか?」

サービス付き高齢者向け住宅にお住まいの利用者のご家族様から相談がありました。

・80代男性

・要介護4

・必要医療行為:導尿(1日3回)

・認知症状:軽度(年相応の物忘れ程度)

横になったおじいさん

脳梗塞からほぼ寝たきりになったようで、ご本人様にやる気がなくリハビリやデイサービスが受けられるにも関わらずほぼ利用していない状況でした。

ただ私がお会いしたところ、ユーモアもありコミュニケーションが取れる方でした。

今回の一番の問題は、導尿でした。

バルーンであれば受けてくれる施設は多くあるのですが、導尿のまま入居したいとのことでした。

バルーンは過去に入院中に自己抜去の行為がみられたため、ということでした。

また導尿は医療行為の為、看護師がいる施設を選択する必要があります。

訪問看護を利用する施設にするのか看護師が常駐する施設を選ぶかによって費用負担が変わります。

「今、特養に3か所申込をしているから特養が空いたらそちらに入居したい」

特養のほとんどは年二回の入居判定がありますが、春の入居判定での入居はかなわなかったようでした。

待機者が多いから入居できなかったとお考えのようでしたが、導尿があることがネックとなることをなかなかご理解いただけませんでした。

医療費負担が1割でないことを合わせて考えると、特養に入所できたとしても金額は高く、この方には特養は合わないのではないかと考えました。

・医療行為があると、特養の入所はなかなか順番が回ってこない可能性があること

・費用負担が高くなること

この2点を丁寧に説明を差し上げたところご家族様に納得していただき、24時間看護師が常駐して1日3回の導尿でも対応してくれて、

今の支払い金額より10万円近く抑えた金額で入所できる施設へ入居となりました。

ご本人様にも満足していただき、以前より覚醒の時間が長くなったとご家族様も喜んでいらっしゃいました。

車いすのおじいさん

要介護4で2年待って特養に入所できた、という話を福岡市近郊で伺いました。

この方は在宅でしたが、「入所してほしい」と家族が考えてから2年経っているということはその間のご家族の負担はとても大きかったと思います。

きっと限界に近いところで入所申込をされたので、この2年間は限界を超えていたことでしょう。

有料老人ホームにもさまざまな種類がありますので、いろいろなご希望に沿うことができると思います。

特養をお考えの際は、有料老人ホームと比較検討してみませんか?

 

 

 

保証人なしの方の施設探し

お住まい相談員の日々

ご高齢の方は家族と疎遠になっている方も多くいらっしゃいます。

保証会社に依頼して一定金額を支払って保証してもらうケースもありますが、月々の数千円を支払うのが厳しい方も多くいらっしゃいます。

福岡では保証人なしで受け入れをしてくれる施設もいくつかあります。やはり数は限られていますし、さまざまな条件が重なると難しいケースもあります。例えば要支援1、生活保護、保証人なしとなると施設探しが困難になります。それでも施設を探すのが、私の仕事ですのでご紹介します。こういった場合は特に全ての条件を叶えることは難しいです。

住み慣れた近所で施設を希望された要支援1、80代女性のMさん。家族と疎遠で生活保護を受けて生活しています。今回転居の理由は、今の住まいのお風呂も壊れていて生活するのが困難等諸々の事情がありました。Mさんが希望する地域には保証人なしで、要支援1で入れる施設がなく同一区内でご紹介しました。オープンしたばかりで大変人気のある施設でMさんも気に入ってくださいました。見学後、転居に関して、地域包括の方、担当ケースワーカー、民生委員の方と話し合う中でMさんはやっぱり今住んでいるところの近くじゃないといやだ、とおっしゃいました。Mさんの家は荷物で溢れ、Mさんの居住スペースがなく、ねずみがでるので衛生面の心配もあり、関係者は転居した方がいいとの判断でしたが、みなさんの気持ちはMさんには届きませんでした。Mさん希望のエリアで見学に行きましたが、やはり保証人なしでは入居ができないと断られました。そして、Mさんは荷物の溢れた家で生活することを選びました。

100%希望を叶えられる施設はほとんどなくどこかで妥協をすることも必要です。ただ、高齢者にとって新しい土地で暮らすのはとても負担ということも理解しております。

どこで折り合いをつけて新しい生活をスタートさせるかご本人やご家族次第です。

 

 

 

 

 

 

 

 

薬に頼らない認知症受入れ施設~認知症状に合わせたご紹介~

医療法人運営, 相談実例, 認知症

昨年8月に要介護1認定を受けたAさん70代女性。

ご主人の介護を長年続けていましたが、Aさん自身も認知症の診断を受けました。

ご主人も認知症の診断を受けており、認知症の方の介護は大変でAさんも介護疲れのストレスからご主人に暴力をふるうようになり、

公的機関の指導により半強制的に夫婦別々に暮らすことになりました。

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本当はご主人が大好きなAさん。

ご主人は自宅近くのグループホームに入所しましたが、Aさんは納得しておらず入所も大変な経緯がありました。

ご主人の入所から少しずつAさんの認知症状進行が進んでいくのが目に見えて分かり、ご主人の入所から一か月後にはご自身の服薬管理ができなくなってしまいました。

地域包括の方から連絡があり、Aさんの近所に住む長女さんからAさんの施設入居の相談を受けました。

介護サービスなどを一切拒否しているAさん。家族が介護について相談できるケアマネージャーもついていません。

Aさんは認知症の診断がでているものの、ほぼ自立で生活ができていることや認知症状が落ち着いていることもあり在宅願望が強く。施設入居は拒否されていました。

ただ、認知症状がでているときのAさんは近所の人に通帳を見せてまわることもあり、犯罪に巻き込まれる可能性も考えられ早急に対策が必要でした。

認知症の受入施設は数多くありますが、Aさんのようにほぼ自立で施設入居を強く拒否される方はなかなか受入れ施設が見つかりません。

ご主人と同じグループホームにも、「Aさんはまだお元気だからね」とやんわりと入居を拒否されました。

私が入居をお勧めした施設は、精神科の先生が運営されている住宅型有料老人ホーム。

ここは薬に頼らず、スタッフの方の対応によって認知症状を落ち着かせるようにされています。

長女さんはここを気に入ってくださいましたが、長男さんが「もっと近くてもっときれいな施設があるはず」と言って納得してくれません。

Aさんの症状を考えると他の施設での受入れは難しいですし、実際に施設に相談してもやんわりと断られました。

なんとか長男さんを説得して体験入居の段取りができましたが「まだしっかりしている時もあるし、施設に入居しなくてもいい」と再度長男さんの気持ちが変わりました。

長女さんはもちろん長男さんご自身も長男さんご家族もAさんに振り回されていましたが、心のどこかで「お母さんはまだ大丈夫」とAさんの老いを認めたくない様子でした。

ご家族が、お父さん、お母さんの老いを認められない、認めたくないケースはよくみられます。家族間でも気持ちが揺れます。

本当に施設入居の時期なのか、と。

実際、あんなに振り回されていた長女さんでさえ「やっぱりやめよう」という気持ちに何度も揺れ動いていました。

涙を流す長女さんを励ましつつ、入居に向けて進めていき、相談から二か月後には施設入居ができました。

今でも帰宅願望は強いようですが、3食しっかりと栄養のバランスよく食べることによって血液検査の結果もよくなりました。

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認知症状は人によってそれぞれです。

グループホームが合う方もいれば、住宅型有料老人ホームが合う方もいる。

その方の症状を伺い、ベストな施設を提案する。

それがお住まい相談員の仕事です。

 

 

 

 

高齢者施設の種類について・・その1

中央区, 施設の選び方, 高齢者住宅とは

先日、福岡市中央区のリハビリ病院にご入院中の方のご家族が、高齢者施設の入居をしたいと地域医療連携室の相談員の方経由で、ウチシルベに予約してこられました。

「病院の相談員さんに高齢者施設のパンフレットを頂いたが、いろいろ見ながら施設の種類が全く分からないし、どこがどう違うのかと、改めて分からなくなった。」と、ご質問がありました。

「実際、特別養護老人ホーム・老人保健施設・介護付き有料老人ホーム・グループホーム・経費有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅・生活支援ハウス、と、いろいろパンフレットに名前が違うものがあり、何となく特別養護老人ホームは空きがなくて入れないのではないか、では介護付と名前が書いてあるのがいいのかな?とは思っています。」と、自分なりに考えていらしたようです。

福岡市は、高齢者対策として福岡市の方針で打ち出され、特別養護老人ホームがたくさん建てられています。

しかし現在のユニット型(個室のタイプ)の特別養護老人ホームは、年金額などに応じて月額利用金額が意外と高額であったり、病状や認知度など複合型の問題をいくつも抱える方が入所しにくかったり、介護家族がいる場合優先順位が低かったりとすぐにいつでもだれでも入れるわけではないのです。

大体の特別養護老人ホームの待機者数は、100~300名と言われていますが、福岡市の特別養護老人ホームは待機者が少ないほうではあります。

それでも年間空きが出る数は、15部屋から30部屋程度ではないでしょうか。

要介護3以上から入れる制度が変わって、ずいぶん待機者が減ったといわれますが、それでも希望の場所の特別養護老人ホームには、すぐには入れないようです。

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次に老人保健施設は、病院を退院するときにリハビリ目的などで要介護1以上の方が在宅復帰できるように3か月程度入所できる施設です。

施設と名前がついているため、ずっと入居できると思っている方も多く、3か月は短いのでまだ出てもらっては困る。と、言われるご家族も多いのが現状です。

在宅に戻るためのリハビリの施設であるので、仕方がないのは現実です。

そのほか、経費老人ホームというところがありますが、比較的料金がお安く福岡市内の中心地にはありませんが、比較的お元気な方が自分で階段などの移動ができる方が入居されており、常に介護が必要な方は退去しなければならないのも現実です。

常に満室のようですが、比較的対処する方も多いため、さほど長く待たなくても数か月で入れることも多いようです。

ここまでの特別養護老人ホーム・経費老人ホーム・老人保健施設は、みなさんが最初に質問される施設です。

そのほかの介護付き有料老人ホーム・グループホーム・経費有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅・生活支援ハウスは、有料老人ホームとしてウチシルベのお住まい相談員が紹介し、ご見学いただく施設です。

次回は、この施設の違いについて、具体的なお話をしたいと思います。

ユトリアカフェのご紹介

博多区, 施設情報

先日、福岡市博多区にあるサービス付き高齢者向け住宅やグループホーム、小規模多機能などを併設している「ユトリア博多」さんで行われている

「ユトリアカフェ」にお邪魔しました。

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「ユトリア博多」さんエントランス

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こちらのエントランスにはいつも生花が飾っていて、心が和みます。

こちらのエントランスはマンションのようですよ。

 

さて、今回のテーマは’認知症の予防と口腔ケア’ユトリア博多の真向いにある加茂歯科医院の加茂公平院長が講師でした。

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認知症の話はよく耳にしますが、口腔ケアについてはあまり聞きません。

私は口腔が乾燥していくことすら知りませんでした・・。

「8020運動」これはよく聞きますが、80歳で20本の自分の歯を残そうという目標ですが、

20本あると食事がしやすいけど19本になると食事がしにくくなるそうです。

80歳で20本を残す運動は知っていたけど、食事がしにくくなるとは知りませんでした。

このように先生から直接お話を聞くことができると勉強になりますね。

「脳と口は密接に関わっている」

よく噛んで食べることで肥満だけでなく、認知症の予防できそうです。

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今からできる口腔ケアも教えていただきとても有意義な時間でした。

今日から実践できるようにお土産もいただきました♪

毎週金曜日13:00~14:00 お菓子・お茶をご用意して下さっています。

今回が3回目で毎回10名位のご参加があるそうです。

今後の予定は、「遺言相談」「ライフプランについて」を予定されています。

身近で興味深いテーマですね。

TVやラジオ、インターネットから情報収集するのもいいですが、目の前で話を聞くと

「今日から実践しよう!」という気になります。

参加してみませんか?♪

 

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ケアマネさんをご紹介

お住まい相談員の日々

本日は、ケアマネさんを紹介するために利用者さんのところへお邪魔しました。

要介護4の80代のお母様を一人で見ていらっしゃる長女さん。

お母様は脳梗塞の後遺症で左側に少し麻痺が残っています。

昨年長女さんご自身も脳梗塞を患い、体が少し動きにくくなったためお母様の施設入居を決め、現在は入居を待っている状況です。

住宅型やサービス付き高齢者住宅では、多くの施設で現在担当しているケアマネさんが継続できます。

今回の場合は、西区から東区への引越しで遠方になるため、私がケアマネさんを紹介することになりました。

「入院中に区分変更したら要支援から要介護になったので、ケアマネージャーがいない」

「グループホームに入居していて、住宅型に転居するのでケアマネが必要」とご家族様やソーシャルワーカーさんから相談を受けることはあります。

もちろん施設から紹介していただくこともできますが、ご本人様との相性やご家族様の性格などを考えながら紹介しますので、スムーズに話が進みます。

初めての環境に初めてのケアマネさんだと不安を覚える方も多く、相談員が紹介するケアマネさんだと安心していただけるようで喜んでいただけます。

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今回のケアマネさんは、大手居宅事業所でばりばりと働いたあと独立をされたベテランのケアマネさん。

知識が豊富でいらっしゃるのでご家族様も安心されたようでした。

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ご本人様との関係性はもちろん、ご家族様とケアマネさんの関係はとても重要です。

介護のことでわからないことがあれば、ケアマネさんに尋ねてみるといいでしょう。

「こういう方にはこういうサービスが必要」などアドバイスもありますので、ケアマネさんはとっても頼れる存在です。

高齢になってくるとご本人様はうまく意思を伝えられないこともあり、ご家族様がご本人様の意思を伝えるようになります。

施設に入居したら介護は終わりではなく、これからもサポートは必要です。

入居後も私たちが携わることもありますので、協力して高齢者の方をサポートしていきましょうね。

夫婦で介護度が違う場合の施設の探し方

デイサービス併設, 中央区, 施設の選び方, 認知症

福岡市中央区にお住いの高齢者夫婦でお住いの両親を同じ施設で入居させたいと娘さんからの相談があり、お父様は要介護4、お母様は要介護1でどちらも80代とのことでした。

まず、介護度の重いお父様のお体の状態を尋ねると、2か月ほど前に自宅で転倒して大腿骨骨折のためリハビリ入院中とのことで、現在車いすを利用しているがリハビリでは歩行器歩行の練習中で、かなり認知症が入院中に進んでしまい、あまり何もわかっていないほどのアルツハイマー型認知症・長谷川式3点/30点と言われたそうです。pics271[1]

ほかにはお体には問題はなく、食事も食べておられる様子でした。

けれども、お風呂やトイレは自分ではできなくなり、機械浴に病院では入れてもらい、おむつ利用とのことでした。

image18[1] お母様は、要介護1ではあるけれど視力がほとんどなく、少し明かりが感じられる程度で、耳も結構遠い状態のため、慣れた自宅でも不便な生活を一人で過ごしている状態で、ヘルパーさんにお風呂に入れてもらっているとの話でした。

ただ、お母様はディサービスも嫌いで、1回試しに行っては見たが途中で帰りますと言い出して、どうにも職員さんを困らせてしまう状態でした。

最近は、お父様が入院しているため自宅に一人で一日の大半を過ごしているため、認知症が進んだ様子で、話はするけれどつじつまが合わず、最近の話は覚えていない状態になっているそうです。

娘さんは、毎日病院にお父様のところに行き、そのあとお母様の食事のお世話などに行き、夜遅くに自宅に戻ってお仕事もフルで働いているとのことでした。

そこで、まず施設探しをするにあたっては、お父様の介護を十分にできる施設を選び、お母様も一緒に入居できる安全面を重視することをお勧めしました。

今回は夏も近くなってきたので、お母様の脱水が心配され、脱水による認知症の進行も考えられるので、少しでも早い施設選びをお勧めしました。

認知症が少しでも進行しないうちに、施設入所をすることで施設内のデイサービスなどを利用して、誰かと話すことや充分な水分管理ができるようにすることはとても大切です。

また、今までお世話をしていたお母様にとっては、お父様のことを気になるらしく、一緒にいたいとの願いが強いため、同じ施設に入ることで心理的にも落ち着くのではないかと思いますが、今後認知がかなり進んだご主人と一緒にいることが負担になった場合は、部屋を別にするなど違う施設でもよいかと思われます。free-o142-1[1]

夫婦二人を施設に入所させることは、娘さんにとっての経済的負担が心配となり、いつまで続くかもわからない介護費用の不安は大きいとのことでした。

一度施設に入ったからと言って、一生同じ施設に住むという考えではなく、お体の状態や病気の進行、経済的な問題などを考えて施設は移り変わるぐらいの気持ちで、まずは施設入居を体験して行くほうがよいのではないでしょうか。

と、娘さんの疲労の限界を考えて、アドバイスさせてもらいました。

今後の介護は専門家に任せて、娘さんはご両親それぞれの話し相手や喜ぶことをしてあげるのが一番の親孝行になると思い、娘さん自身がゆったりとした気持ちと休息をとっていただきたいとお話ししました。

これから、ご両親と娘さんのための施設の見学が始まります。

 

要支援1の方の施設選び

施設の選び方

振り返るとその日1日は要支援1の方の相談デーでした。

午前中は福岡市内で先日の施設見学後の話しあいで地域包括支援センターの方と80代女性のお宅に訪問しました。

現在は国民年金で生活をしており、役所には生活保護の相談をしてい今後生活保護申請の予定です。

現在お住まいの建物の老朽化により今回の相談となりましたが、建物の階段も急で滑り止めも削れていて今後のことを考えるとここでの生活は在宅での生活が難しい状況です。

私「先日の見学のところはいかがでしたか?」

女性「今住んどうとこよりも遠いけん近くにないと?」

包括担当者「要支援1、保証人なしで生活保護申請予定だと入居できるところが限られとるとよ」

そうです、要支援1の方の施設選びはとても大変です。

まず受け入れてくれる施設が少なく、施設があったとしても満室だったり、要支援の方の受入に制限を設けているところもあり、なかなか困難です。

生活保護の受入は可能でも、保証人なしとなるとさらに選択の余地が狭まります。

この方もご希望の施設がありましたが、保証人がいらっしゃらないためご希望の施設入居は断念していました。

今後のことを考えてサービス付高齢者向け住宅をご紹介しましたが、ご本人の現在の自宅に近いところがいいとのことで次回高齢者向け賃貸住宅をご紹介することになりました。

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午後は福岡市近隣にお住まいの方の施設見学でした。

ご家庭の事情で家族と同居できなくなり、今回初めての見学でしたが見学というよりも契約前提で伺いました。

90代要支援1の男性とそのご家族での見学でした。

ご本人様もご家族様にも気に入っていただき、その場で契約をして翌週に入居となりました。

ご本人様は通いなれたデイサービスがあり、本当はこのまま自宅で生活がしたかったことでしょう。

きれいな色のジャケットを着て、おめかしして見学に来てくださったご本人様。

見学中もにこにことして「ここならいいねぇ」と言ってくださった笑顔が思い出されます。

今後も私は素敵な笑顔を忘れることはないでしょう。

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要支援の方はほぼ身の回りのことがご自身でできるので自由度のある施設をご紹介しております。

要支援の方だけに限りませんが、全てのご希望を叶えることは難しくどこで妥協するかも考えなければいけません。

ご高齢者本人だけでは決められないので、周りのサポートも必要です。

 

施設入居のタイミング

高齢者の症状・健康

「いつが施設入居のタイミングですか?」との質問をよくいただきます。

ご本人様やご家族様が一人での生活が難しいと思って入居していただくのが一番ですが、なかなか踏み切れないのが現状です。

よく言われるのが服薬管理があやしくなってきた、できなくなった時には入居した方がいいと言えます。

要介護1以上で認知症の診断が出ている方は、一人での在宅生活は難しいと思います。

在宅でヘルパーさんのサービスを受けて薬を飲む方もいらっしゃいますが、しまっておいた薬を探し出してきて昼と夕方の分まで飲んでしまったという話を何度も聞きました。

薬の飲みすぎ、薬の飲み忘れは大変危険な行為です。

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認知症の症状は緩やかに進んでいるようで、急に先日までできていたことができなくなることもあるようです。

要介護1アルツハイマー型認知症の診断を受けた70代男性のところに長女さんが毎食薬を届けていましたが、長女さんにもご自身の生活があるため薬の管理が難しくなり施設を検討されました。

食事は近所のスーパーで惣菜を買ってきて食べて、それ以外は自立でしたので施設入居を強く拒否されました。

長女さんも「認知症以外は元気だからまだ入居しなくてもいいのでは?」ということで「自分が我慢すればいい」という気持ちが強く、反面お父さんの認知症状(夜間でも親戚に電話をする、近所の人に子どもたちがお金を取ったというなど)に振り回され疲れきっていました。

次女さんにも協力してもらい、まずは長女さんにお父さんは一人では生活が難しいこと、近所の人にも迷惑をかけはじめていることを再度強く認識してもらい、施設入居への手続きを進めることにしました。

お父さんへの説得は並大抵のことではなく、私も振り回されながらなんとか施設入居までたどり着きました。

しかし、入居がゴールではありません。

これからお父さんの新しい生活が始まります。ご家族の協力の元、施設との関係を築いていくことになります。

施設やケアマネさんとこまめにやりとりをすることでお父さんの生活も落ち着き、施設での生活が日常となります。

入居してすぐに落ち着く方もいらっしゃれば、お父さんのように半年くらいかかる方もいらっしゃいます。

施設側がきちんと服薬管理をしてくれることによって、薬を毎食後に飲めるようになりお父さんの認知症状も落ち着き、表情も明るくなったようです。