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老人ホーム入居のタイミング

ウチシルベ 福岡本部

現在は、施設も増えてきており、いろいろな選択肢がありますので、事故防止や長く元気に暮らしていただく為に高齢者住宅で暮らすことは、前向きに生活するうえで、良いことだと思います。ご相談いただいたご家族に合った住まいをご提案差し上げたいと考えております。

「いつが老人ホーム入居のタイミングですか?」との質問をよくいただきます。

ご本人様やご家族様が一人での生活が難しいと思って入居していただくのが一番ですが、なかなか踏み切れないのが現状です。

よく言われるのが服薬管理があやしくなってきた、できなくなった時には入居した方がいいと言えます。

要介護1以上で認知症の診断が出ている方は、一人での在宅生活は難しいと思います。

在宅でヘルパーさんのサービスを受けて薬を飲む方もいらっしゃいますが、しまっておいた薬を探し出してきて昼と夕方の分まで飲んでしまったという話を何度も聞きました。

薬の飲みすぎ、薬の飲み忘れは大変危険な行為です。

老人ホーム入居のタイミング01

認知症の症状は緩やかに進んでいるようで、急に先日までできていたことができなくなることもあるようです。

要介護1アルツハイマー型認知症の診断を受けた70代男性のところに長女さんが毎食薬を届けていましたが、長女さんにもご自身の生活があるため薬の管理が難しくなり施設を検討されました。

食事は近所のスーパーで惣菜を買ってきて食べて、それ以外は自立でしたので老人ホーム入居を強く拒否されました。

長女さんも「認知症以外は元気だからまだ入居しなくてもいいのでは?」ということで「自分が我慢すればいい」という気持ちが強く、反面お父さんの認知症状(夜間でも親戚に電話をする、近所の人に子どもたちがお金を取ったというなど)に振り回され疲れきっていました。

次女さんにも協力してもらい、まずは長女さんにお父さんは一人では生活が難しいこと、近所の人にも迷惑をかけはじめていることを再度強く認識してもらい、老人ホーム入居への手続きを進めることにしました。

お父さんへの説得は並大抵のことではなく、私も振り回されながらなんとか老人ホーム入居までたどり着きました。

しかし、入居がゴールではありません。

これからお父さんの新しい生活が始まります。ご家族の協力の元、施設との関係を築いていくことになります。

施設やケアマネさんとこまめにやりとりをすることでお父さんの生活も落ち着き、老人ホームでの生活が日常となります。

入居してすぐに落ち着く方もいらっしゃれば、お父さんのように半年くらいかかる方もいらっしゃいます。

老人ホーム側がきちんと服薬管理をしてくれることによって、薬を毎食後に飲めるようになりお父さんの認知症状も落ち着き、表情も明るくなったようです。

 

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