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大山のぶ代「認知症」介護日記を読んで

ウチシルベ 福岡本部

現在は、施設も増えてきており、いろいろな選択肢がありますので、事故防止や長く元気に暮らしていただく為に高齢者住宅で暮らすことは、前向きに生活するうえで、良いことだと思います。ご相談いただいたご家族に合った住まいをご提案差し上げたいと考えております。

先日発売されたこの本を読みました。

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テレビにも出演されていましたね。

印象的だった言葉が「公表して楽になった」ということでした。

誰にも相談できなくて悩んでいらっしゃる方は本当に多くいらっしゃいます。

周囲に話すことができても、ひとりひとり悩みは違います。

介護されるご高齢者の心無い言葉に傷つくことも多いのです。

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この本には、大山さんの状態が赤裸々に綴られています。

現実とは受け入れ難い行動に、衝撃をうけるでしょう。

しかし、認知症の家族を抱える方には毎日の出来事なのです。

仕事から疲れて家に帰ったらダイニングがお茶で水浸し(片づけに二時間かかった)

珈琲ソーサーに湯呑を置いてそれに抹茶オレをいれ、チキンナゲットをいれて法事の準備をしていた(法事の予定はない)、

使用したおむつを自分で放置したのに他人が入り込んで投げ入れたと言い張る、夜中に大音量で音楽をかけて近隣に迷惑をかけた。

私が相談を受けた認知症の方の行動の一例です。

ご自身の親が、配偶者がこのようなことをしたらこの現実を受け入れられるでしょうか。

現実とは思えない行動に、本当に誰かが侵入したのではないかと思うことでしょう。

お裁縫もできて料理上手で明るい自慢のお母さん、小さいころよく遊んでくれた優しいお父さん。

ご自身の記憶の中のご両親は元気なことでしょう。老いていく姿に戸惑うのではないでしょうか。。

悲しい、虚しい。

こんな言葉では表せない複雑な感情だと思います。

 

この本で、「認知症の親族を抱える」方々、介護をする方の大変さの理解が深まればと思っています。

 

 

 

 

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