福岡市周辺地域の高齢者施設の大野城のサービス付き高齢者向け住宅と筑紫野市の住宅型有料老人ホームと太宰府市の住宅型有料老人ホームの見学のお話しを前回しましたが、その時見学前に予備知識として本人にあった施設かどうかのポイントを見て下さいと、伝えました。
今日はそのことをお話ししたいと思います。
まず、1件目の大野城市のサービス付き高齢者向け住宅ですが、ここを運営する経営母体は関西に本社がある介護付有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅を20件以上運営しているところで、一時金が5万円とお安く、福岡県に初めて建てられたところです。
自宅からは車で10分程度の距離にあり、月額も11万7千円程度で食事や水道光熱費も含まれますので、比較的お安い高齢者住宅です。
また、こちらにはデイサービスがないためお好きなデイサービスを近くでいろいろと体験するなどして、本人が気に入るデイサービスを利用することができるので、気分転換にもなると思います。
近隣には1分程度でバス停・スーパー・百円ショップなどがあるため、ご家族も本人もなじみがある地域で、自由な生活が可能となることが挙げられます。
デメリットは、ヘルパーさんが入る時間は介護に応じてプランが立てられているため、それ以外では部屋で一人になることと、夜間が50名の入居者に対して1名の夜勤介護職員であることが挙げられます。
入居一時金が5万円であることから、元気なうちは試しに施設ライフを経験するには比較的リスクがないところであると言えます。
その上で、本人に合うかを検討しながら見学をしてください。と、お伝えしました。
メリットとデメリットは介護度によって変わってきます。介護度が軽い方にとってのメリットが介護度が重くなるとデメリットに変わってくるからです。
夜間の介護職員も一人であるがゆえに介護点数に加算されずお安く利用が出来ますが、介護職員が2名以上になると介護保険での点数加算が発生します。しかし、介護が手厚く必要になってくるとやはり介護職員や看護師が夜間にいるところが必要になるからです。
この点が、今の本人には必要なことかどうか、窮屈ではないか、自由すぎて不安ではないか、などのその方に応じた見学ポイントになってきます。・・・・その2につづく