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見学前に確認するべきポイントは?・・・その2

曽根 るみ

自身も高齢の母親の介護をしながら、福岡本部にてお住まい相談員業務を高齢者家族の思いに寄り添い専門性の高い施設提案を行う。 全国の自治体・社協の講演・病院やケアマネ向けの勉強会等講師としても活躍中。

福岡市周辺地域の高齢者施設の見学で、大野城のサービス付き高齢者向け住宅と筑紫野市の住宅型有料老人ホームと太宰府市の住宅型有料老人ホームの見学のお話しを前回しましたが、その時見学前に予備知識として本人にあった施設かどうかのポイントを見て下さいと、伝えました。

今日はその2件目のことをお話ししたいと思います。

次に2件目の見学の筑紫野市の住宅型有料老人ホームですが、ここを運営する経営母体は関東に本社があり、住宅型有料老人ホームを全国でここ2年の間に70か所以上オープンしている会社で、ほとんどが17名程度の老人ホームで、小規模のデイサービスがあり、要介護1以上の方を受け入れる施設です。

低価格の小規模ローコストの施設を全国に広げるために考え抜かれたシステムを持った運営会社でほとんどの施設が入居一時金が0円で、家賃・食事・管理費・水光熱費・介護ベッド込みで、月額8万円前後と低価格で、どの施設もオープン時はかなりたくさんの見学があり、申し込み予約も定員以上の申込者があるところです。

しかし、小規模ローコストであるため、要介護1、が2から3名とか、要介護2が2~3名要介護3以上が何名・・とその時の施設の中で介護調整を行って無駄を省くなど、誰でもいつでも希望に応じて入居できるわけではないのです。

 

また、このほかに寝具リース・衣類洗濯などのサポート費が7千円程度かかり、介護保険に1割負担や病院代、薬代、訪問医による受診、外出サポート費用、介護保険外のサポート費などかかることに代わりはありません。やはり要介護3ぐらいになると人によって違いはありますが、月額は14万から15万円は考えておかなければならないでしょう。

 

また、要介護1~要支援や自立になった場合は出なければなりませんし、看護師がいない施設のため、常に看護師のサポートが必要な方も入居はお勧めできません。仮に訪問看護を使う場合はとても高額にもなってくるでしょう。また、夜間介護職員は1名体勢ですので、認知が進んで転倒が多い方も不安があるかと思われます。

 

この点を踏まえたメリット・デメリットを入居者本人に照らし合わせて見学し、細かく質問するなどして考える必要があります。・・・・・・・その3につづく・・・

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