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見学前に確認するべきポイントは?・・・その3

曽根 るみ

自身も高齢の母親の介護をしながら、福岡本部にてお住まい相談員業務を高齢者家族の思いに寄り添い専門性の高い施設提案を行う。 全国の自治体・社協の講演・病院やケアマネ向けの勉強会等講師としても活躍中。

福岡市周辺地域の高齢者施設の見学で、大野城のサービス付き高齢者向け住宅・筑紫野市の住宅型有料老人ホーム・太宰府市の住宅型有料老人ホームの見学のお話しを前回しましたが、その時見学前の予備知識として、本人にあった施設かどうかのポイントを見て下さいとお伝えしました。

今日はその3件目のことをお話ししたいと思います。

3件目の見学は太宰府市の住宅型有料老人ホームですが、ここを運営する経営母体は福岡県内で4か所の介護付有料老人ホーム・グループホーム住宅型有料老人ホームを運営しており、介護・リハビリ系の出身の経営者が、充実した施設を運営したいと思いを込めた経営方針の施設です。

 

価格は今回特別に限定プランでお安く入れるお部屋を見学頂き、入居時は50万円、月額は食事込みで月額10万8千円でした。ただし、お部屋からの景色は他よりは落ちるタイプです。それでも通常料金より月額は5万円程度安くなりますし、景色にこだわらなければ問題はありません。

 

また、共用部分もラジウム風呂やカラオケなどもあり旅行気分が味わえると思います。デイサービスもリハビリ施設も充実しており、理学療法士もプランを立ててリハビリ計画に応じた指導をしてくれます。

 

今回見学の方は男性で、新聞や読書を部屋で一日中読んでいるような方ですので、そのような状態を想定してお部屋を見学することを薦めました。書斎のようなとても落ち着いた雰囲気があり、継続的にリハビリも楽しんでできるのではないかとの感想をご家族はお持ちになられたようです。

実際に以前男性の大学教授が病気で一人暮らしが出来なくなったため入居頂きましたが、いつもお部屋で読書やインターネットと満足しているのです。ですが最近は、デイサービスにも参加されるようになったそうで、私も安心しました。

やはり、似たようなケースの方が入居後にどのような生活を送っているのかを話して、想定して比較することは、家族にとっては大きな情報だと思います。

今回のご家族は、3件の施設を見学比較して、3件目の老人ホームを気に入られて、入居に向けて準備を始めています。

「老人ホーム選びは、たくさんの見学より、選りすぐりのホームのポイントをつかんで比較してゆくことが、本当の早道ではないかと思う」と、ご家族からは喜んでもらえたと思います。

実際、ご家族は「自分が入りたいと思う老人ホームに出会えるなんて思わなかった。感激です。ありがとう。」と、嬉しそうに仰って下さいました。本当によかったです。

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