振り返るとその日1日は要支援1の方の相談デーでした。
午前中は福岡市内で先日の施設見学後の話しあいで地域包括支援センターの方と80代女性のお宅に訪問しました。
現在は国民年金で生活をしており、役所には生活保護の相談をしてい今後生活保護申請の予定です。
現在お住まいの建物の老朽化により今回の相談となりましたが、建物の階段も急で滑り止めも削れていて今後のことを考えるとここでの生活は在宅での生活が難しい状況です。
私「先日の見学のところはいかがでしたか?」
女性「今住んどうとこよりも遠いけん近くにないと?」
包括担当者「要支援1、保証人なしで生活保護申請予定だと入居できるところが限られとるとよ」
そうです、要支援1の方の施設選びはとても大変です。
まず受け入れてくれる施設が少なく、施設があったとしても満室だったり、要支援の方の受入に制限を設けているところもあり、なかなか困難です。
生活保護の受入は可能でも、保証人なしとなるとさらに選択の余地が狭まります。
この方もご希望の老人ホームがありましたが、保証人がいらっしゃらないためご希望の施設入居は断念していました。
今後のことを考えてサービス付高齢者向け住宅をご紹介しましたが、ご本人の現在の自宅に近いところがいいとのことで次回高齢者向け賃貸住宅をご紹介することになりました。
午後は福岡市近隣にお住まいの方の老人ホーム見学でした。
ご家庭の事情で家族と同居できなくなり、今回初めての見学でしたが見学というよりも契約前提で伺いました。
90代要支援1の男性とそのご家族での見学でした。
ご本人様もご家族様にも気に入っていただき、その場で契約をして翌週に入居となりました。
ご本人様は通いなれたデイサービスがあり、本当はこのまま自宅で生活がしたかったことでしょう。
きれいな色のジャケットを着て、おめかしして見学に来てくださったご本人様。
見学中もにこにことして「ここならいいねぇ」と言ってくださった笑顔が思い出されます。
今後も私は素敵な笑顔を忘れることはないでしょう。
要支援の方はほぼ身の回りのことがご自身でできるので自由度のある老人ホームをご紹介しております。
要支援の方だけに限りませんが、全てのご希望を叶えることは難しくどこで妥協するかも考えなければいけません。
ご高齢者本人だけでは決められないので、周りのサポートも必要です。