福岡市城南区別府にお住まいの高齢者夫婦からのご相談です。
要介護3の入院中の80歳の奥様の施設提案を希望され、早良区・城南区の要介護が3以上を中心とする施設を提案しにご自宅へ訪問しました。
施設のパンフレットを1件ずつ見ながら説明していると、「介護付きやら、住宅型やら、サービス付きやら、年寄りが入る施設なのに世話してもらうのは当たり前にいる。」と、85歳のご主人が話し始められました。「申請先があるだの認可先が違うだの役所は変だ。年寄りに分かるように名前を変えるべきだと思う。」・・・と、本当にそうだと思います。
「大体なんでこんなに施設の料金が違うんだろう。」と、私がお持ちしたパンフレット以外にいろいろ施設のパンフレットをお持ちで、数千万円の入居金のところのパンフレットや、数百万円の介護付有料老人ホームのパンフレットを持ってこられたんです。
「随分パンフレットを集められたんですね。どこかの紹介ですか?」と聞くと、「病院からやら、以前のケアマネやら紹介するところやら、自分で通りがかりでもらうやら、わからんようになる。」と、話していましたが、ちゃんとどの施設がいくらぐらいお金がいるかは、大体覚えていらっしゃいました。
そこでご提案です。今の施設は、介護付有料老人ホームとか、特養とか、住宅型有料老人ホームとかサービス付有料老人ホームとかの名前によって選ぶのではなく、施設ごとにどんなことに専門的でどこまで手厚くかかわってくれるのかなどを比べて下さい。
料金が高いからいいとは言えません。もちろん高いところは建物など豪華ではありますが、建築費が高い分家賃や一時金は高くなります。ただ、手厚いかかわりや一人一人に合った介護サービスや医療などの面は、施設を運営する会社の方針や考え方の違いがあるんです。
福岡にある施設は全国の施設と比較しても、低料金で手厚い介護や看護・高齢者に必要な医療など連携した施設が結構あります。その違いを見学してしっかり比較してみて下さいね。と、2か所の見学の約束をしました。
多分このご夫婦は年金も多く、不動産収入も毎月ある方なので、高額な施設をいくつも紹介されるばかりで、肝心の介護・看護・医療・レクレーション・リハビリ・-食事などあまり説明がされていないのではないのかと思います。・・・・つづきは、その2で・・・