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有料老人ホームの料金の差はなぜこんなに違うの?・・・その2

曽根 るみ

自身も高齢の母親の介護をしながら、福岡本部にてお住まい相談員業務を高齢者家族の思いに寄り添い専門性の高い施設提案を行う。 全国の自治体・社協の講演・病院やケアマネ向けの勉強会等講師としても活躍中。

福岡市城南区別府にお住まいの高齢者夫婦からご相談を受け、早良区・城南区の要介護が3以上を中心とする施設を提案し、ご見学完了後に「たくさんの施設を見た中でも一番ここが良かった。」とのお返事を頂きました。

私が一番おすすめであった、早良区の定期巡回型随時対応訪問介護看護のシステムが導入された、リハビリクリニック・認知症精神科外来クリニックがある、入居敷金15万円で月額9万4千円の施設でした。

要介護3の奥様の場合、リハビリや施設内のヘルパー利用、看護師の対応など、通常の施設の場合は27万円~30万円ぐらいに最終的にはなるかと思いますが、ここではおそらく13万円~15万円程度で収まり、必要なだけ介護も看護も利用が可能になるのです。

その他、急な発熱などの場合は施設内でも介護保険から医療保険に切り替わり、病気への対応をしてもらえるため、特に高齢のご家族は安心して施設の方にお任せできるかと思います。

今回、ご主人が85歳であることを考えるとしっかりされていても急な対応や病院受診に付き添うことも大変だと考えられます。

高額な施設より、このような細やかな対応が可能な施設でなければ、今後ますますご家族の負担が増える事をご説明し、お勧めしました。

高額な施設は共有部分の施設やいろいろなコミュニティー部分を取りそろえ、食事やご家族がともに施設で利用できるお店やキッチンスペース・カフェなど満足度を高めるために費用が費やされており、どうしてもコストがかかるので入居時の費用も入居してからの維持費も高くなります。

だからこそ、本人・ご家族にとっては、贅沢感よりも介護・看護・医療面が連携した早良区の住宅型有料老人ホームが良いと決断されたのではないかと思います。

これからは高齢者ご夫婦の老々介護や親子どちらも後期高齢者であるケースが増えているため、ますます介護・看護・医療が連携し、必要なサービスをいつでも利用できて、低料金である施設が必要になってくると思います。

老人ホーム選びは、場所や料金、設備やサービス内容だけではなく、施設に入る本人はもちろん、そのご家族の状況や取り巻く環境にも配慮して決めていく必要があると思います。

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