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県外からのお引越し

ウチシルベ 福岡本部

現在は、施設も増えてきており、いろいろな選択肢がありますので、事故防止や長く元気に暮らしていただく為に高齢者住宅で暮らすことは、前向きに生活するうえで、良いことだと思います。ご相談いただいたご家族に合った住まいをご提案差し上げたいと考えております。

年を重ねていくと親御様だけでなく、お子様も「親の近くで暮らしたい」

そう思われるようです。

今回は、ご自身の近くにお母様を呼び寄せられた長女さんの事例です。

桑野1

82歳の要支援2の進行性のある認知症をお持ちのお母様は、九州内で次女さん一家と二十数年生活を共にされてきました。

年月が経つにつれ、少しずつ生活環境が変わり次女さん一家と生活をすることが難しくなってきました。小さなころから面倒をみてかわいがってきたお孫さんに世話をやきたいお母様ですが、いつのころからかうまくかみ合わなくなってしまいました。そういったことはどこのご家庭でも起こりうることです。そこで、家族皆が快適に生活ができるようにお母様に新しい住居を用意することにしました。

新しい住居の選択肢は、

・賃貸住宅を借りること。

・高齢者向け住宅に住むこと。

この2点で検討を進めていきました。

桑野2

82歳のご高齢者の方が賃貸を借りることは大変難しいことです。また、いくらお一人で生活できるといってもご高齢でいらっしゃるので家族の方も心配です。通常の賃貸住宅ではいくらバリアフリーといっても高齢者向けではありませんし、手すりがありません。

そこでご本人様の希望をなるべく叶えて差し上げることができるような高齢者向け住宅を選びました。

お母様は県外にいらっしゃるので長女さんにご要望を伺い進めていきました。

ポイントは、

・賃貸住宅のような独立性があること。

・お母様が好きな洗濯が自由にできること。

なかなか難しい課題ですが、ぴったりの住宅がありました。

こちらをまずは長女さんにご案内し、お母様への体験入居を勧めていただきました。

お母様が気に入れば、体験入居からそのままご入居することにしていました。

 

体験入居当日。

県外からの移動や新しいところに引っ越すということでご不安もあったのでしょう。

夜が眠れなかったと少し緊張していらっしゃいました。

長女さんの話では、前日の晩に行きたくないと泣いていたそうです。

そのような話に私も胸を痛めながら、少しでもお母様の気持ちを和らげることができればと思い、施設長を交えていろいろな話をしていますとお母様から冗談もでて笑顔がでてくるようになりました。

お母様は長女さんのご自宅から高齢者向け住宅まで距離があるように感じていらっしゃいましたが、車で20分の距離をご説明差し上げると安心していらっしゃいました。

この距離でしたら、長女さんにとっても負担なく気軽にお母様のお部屋に遊びにいける距離です。こちらの高齢者向け住宅は出入りが自由ですので、受付へ一言声をかけていただければ外泊も自由です。近くに長女さんがいらっしゃるということで安心したのでしょう。体験入居のまま、こちらの住宅に決められました。

こちらの決め手は、自由がきくことと、スタッフの方が熱心で親切だったことでした。

また、お母様の体験入居に長女さんが一泊おつきあいしたことも安心できた理由だと思います。その晩は二人でいろいろと話ができたようです。

 

「親を施設にいれると罪悪感を感じる」と言う方がいらっしゃいますが、そのようなことは決してありません。高齢者向け住宅は、共同生活であっても自由がききます。

皆さん、楽しそうに暮らしていらっしゃいますよ。

お互いの快適な生活を保つためにも親御様に高齢者向け住宅を選ぶ選択肢もいいのではないでしょうか。

桑野3

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