ケアマネさんやソーシャルワーカーさんの相談で気づくのが、ご家族が「認知症を受け入れていない」ことです。
日常生活自立度をはかるレベルでは、レベル3aで
「日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さが主に日中を中心に見られ、介護を必要とする状態」
という基準の診断がでているにも関わらず、ご家族はご存じないことがあります。
徘徊などの認知症を代表する症状が皆さんにでるわけではありません。
もちろん高齢者すべての人が認知症になるわけではなく、「年相応のもの忘れ」ということもあります。
逆にご家族が「年相応のもの忘れ」を、「認知症」を思い込んでいることもあります。
以前は中程度の認知症と診断されたので、中程度のままと思っていたら重度認知症だったということもあります。
認知症はその方にあった対応が重要ですので、ケアマネさんや医師に確認・相談することが大切です。
認知症の診断を受けて、薬を飲み始めると症状が穏やかになる方もいらっしゃいますので、十分に気にかけてください。